スキンケア基礎:自分の肌質を知る
肌質の種類とケア方法を学び、スキンケアの土台を築きましょう。

Written by skin_diary
自分の肌を理解することから、スキンケアは始まる
スキンケアの第一歩は「自分の肌を知ること」。その上で、自分の悩みや目的に合わせて製品を選び、毎日のケアルーティンを身につけます。洗顔・保湿・日焼け止め・美白・エイジングケア——どれも大切ですが、その前にまず「自分の肌タイプ」を理解しましょう。
あなたの肌タイプは?
肌タイプごとに最適なケアは異なります。適材適所のケアこそ近道。代表的な肌タイプは次のとおりです。
乾燥肌
- 特徴:きめ細かく薄い、毛穴が目立ちにくい
- 皮脂:分泌量が少なく均一、ベタつかない
- 水分:角質層の水分量が低く、乾きやすい
脂性肌
- 特徴:肌理が粗く、毛穴が目立つ
- 皮脂:分泌が多く、Tゾーンや鼻周りがテカりやすい
- 悩み:角栓・黒ずみ・ニキビができやすい
普通肌
- 特徴:なめらかで弾力がある
- 皮脂:分泌が適度で、水分油分のバランス良好
- 利点:理想的だが、多くはない
混合肌
- 特徴:部位によって肌状態が大きく異なる
- 分布:Tゾーンは脂っぽく、頬は普通〜乾燥気味
敏感肌
- 特徴:薄くて繊細、刺激に反応しやすい
- 症状:季節や温度変化で赤み・ヒリつき・小さなブツブツ
- 血管:毛細血管が浅く、赤ら顔が出やすい
かんたん肌質チェック
洗顔テスト
やさしい洗顔料で洗った後、何もつけず30分様子を見る:
- 全体がつっぱる:乾燥肌
- Tゾーンはテカり、頬は普通:混合肌
- 全体がテカる:脂性肌
- 快適で違和感なし:普通肌
あぶら取り紙テスト(起床後)
顔の各所にそっと当てて確認:
- 油がほぼつかない:乾燥肌
- うっすら油がつく:普通肌
- しっかり油がつく:脂性肌
- Tゾーンのみ油がつく:混合肌
基本のスキンケアルーティン
朝のケア
- やさしい洗顔:ぬるま湯+低刺激洗顔料
- 化粧水:pHを整え、次のステップのなじみを良くする
- 美容液:悩みに合った機能性をポイント投入
- 乳液・クリーム:水分・栄養を閉じ込める
- 日焼け止め:一年中必須の保護ステップ
夜のケア
- メイクオフ:メイク・日焼け止めをしっかり除去
- 洗顔:ダブル洗顔で汚れをオフ
- 化粧水:夜のケアの下地づくり
- 集中ケア:レチノール・ビタミンC など
- ナイトクリーム:就寝中のリペアを助ける
スキンケアのコツ
- 継続が力:結果には時間がかかる。根気よく
- シンプルに開始:基本を整えてから段階的に追加
- パッチテスト:新製品は目立たない部位で先に確認
- 肌の声を聞く:反応を見て頻度・濃度を調整
- 水分補給:体内からの保水も重要(十分な飲水)
避けたい落とし穴
- 洗いすぎ:バリア機能を壊す原因に
- 多すぎる手数:肌負担・相性悪化のリスク
- 頻繁な乗り換え:効果検証の妨げに
- UV対策を軽視:光老化はエイジングの最大要因
- 頻繁に顔を触る:雑菌移動でトラブル誘発
誰一人として同じ肌はありません。大切なのは「自分の肌を理解し、合う製品を選び、習慣を継続する」こと。スキンケアは近道ではなく、長く続けるライフワークです。